「Professional Hub(プロフェッショナルハブ)エージェントの葉葺と申します。」
「フリーコンサルタントは、コンサルティングファームや企業から独立して活動を行っています。メリットは高い収入や自由な働き方ができることです。そのため、独立後のノウハウを知っておくことが重要です。どんな案件があって、業種はどこが多いのかを事前に把握しておくのです。この記事ではフリーランスで活動している方のご意見も合わせて紹介します。」
目次
- フリーランスのコンサルタントになるには?
- フリーランスのコンサルタントってなに?
- フリーランスのコンサルタントになるには?
- フリーランスのコンサルタントのメリット、デメリット
- フリーランスのコンサルタント案件ってどんな契約なの?
- フリーランスのコンサルタントの年収ってどれくらい?
- フリーランスのコンサルタントで活動している方の感想が知りたい
- まとめ
1.フリーランスのコンサルタントになるには?
本記事では、フリーランスのコンサルタントになるための流れや、独立し活躍するためのノウハウ、メリット、デメリットを紹介します。
また、実際にフリーコンサルタントとして活躍している方のお話も踏まえて、あなたがフリーコンサルタントという働き方があっているのかどうかを考える材料にしてみてください。
それよりもまず案件情報を知りたいという方は、プロフェッショナルハブで高単価の案件情報を得ることが出来ます
2.フリーランスのコンサルタントってなに?
フリーランスのコンサルタントとは、企業から独立してコンサルタント業を行うことを指します。
これまで培った専門的な知識や経験・スキルを活かして経営者の代わりに企業の経営現状を分析・課題を明確にし、それを解決策するためのアドバイスや改善業務を行います。
そして、コンサルタントには経営やIT、業務、戦略などの種類があります。
例えば、経営コンサルタントは企業のコスト削減や財務改善、業務改善の提案など経営層に向けて提案をします。
ITコンサルタントはシステムの導入や開発のサポートやマネジメント。
業務コンサルタントは業務フローの策定や改善などのサポートがメインです。
戦略コンサルタントは、経営戦略の提案や事業計画の改善などを行います。
3.フリーランスのコンサルタントになるには?
フリーランスのコンサルタントとして働くためには、コンサルタント会社や企業、会計事務所などを辞め、独立・起業するのが一般的です。
ここでは、フリーコンサルタントとして活動する方法を説明します。
案件を探す
フリーコンサルタントとして活躍するためには案件を自ら探していく必要があります。
知人つながりでの紹介、直接企業への営業、案件紹介サービスの利用など、自身に合った方法を選ぶことが重要です。
▼「コンサルタント案件を探す際の疑問を解決!自分に適した案件とは?案件の比較方法、注意点など解説」
コンサルタント案件を探す際の疑問を解決!自分に適した案件とは?案件の比較方法、注意点など解説
職務経歴書(レジュメ)を用意する
案件を探すことが出来たら、次にやるべきは自身の職務経歴書を準備することです。
いままで自身がどういう仕事をしてきて、どんなスキルを有しているのかを伝える大事な営業資料となります。
ただしここで注意しなくてはならないこととして、フリーコンサルタントとして求められる職務経歴書(レジュメ)と、正社員の転職で求められるものは異なるということです。
フリーコンサルタントとして、応募する案件にどれだけフィットしたスキルを有しているのかを客観的に記載することが重要になるので、可能な限り自身の想いや感情を入れるのは辞めておきましょう。
これから作成を始める方は、詳しいレジュメの作り方やテンプレートがありますので是非この記事を見ながら作ってみましょう。
▼「レジュメの書き方」
フリーコンサルタントのレジュメ(職務経歴書)の書き方【サンプル・テンプレートあり】
▼独立時はフリーコンサルエージェントへの相談がおすすめ
独立を考える際はフリーコンサルエージェントに相談するのも一つの手です。
一方で国内には複数のエージェントがあるため、ご参考としてコンサルフリーマガジンの「おすすめフリーコンサルエージェント比較」やTHE NUNOBLOGの「フリーランスエージェントおすすめ比較ランキング16選」をご覧ください。
4,フリーランスのコンサルタントのメリット、デメリット
ここではフリーランスならではのメリットやデメリットを説明します。
フリーランスという働き方を選ぶ前に、自分にとって合った働き方か否かを考えてみましょう。
メリット
フリーランスでコンサルタントを始めるメリットとして、以下の三点をご紹介します。
一つ目は、自分で仕事を選ぶことができることです。
会社員では自身の仕事を選ぶことはなかなか難しく、スキルも十分に発揮できないことがあります。
自身のスキルと営業力さえあれば、やりがいに感じる仕事を選ぶことも可能でしょう。
二つ目のメリットは、自由に時間を定めることができることです。
案件先との契約次第で、週2~3日の稼働で参画するなど稼働率を増減することもできます。
学びや自身で事業を並行して行いたいという方には、時間を確保しつつ働くという選択肢をとることも可能です。
最後のメリットはお金です。
会社員時代とは異なり全てを自身で設定できることもありますし、会社員であれば所属企業に支払うべきお金があるため差し引かれているものが、全て得ることができるのです。
相場を理解する必要はありますが、単価の高い仕事も多くあるため、選び方次第で収入アップも目指せます。
デメリット
一方でデメリットもあります。ここでは二つご紹介します。
一つ目は、常に仕事があるとは限らないため不安定である、ということです。
仕事は常に自身で確保しなくてはならず、契約が切れたとしても次にすぐ参画できるとは限りません。
また、多くが3~6か月ごとに契約を行い、都度継続を確認することになるため、プロジェクトやお客様の状況によっては急に終了となってしまう可能性もあるのです。
二つ目に、責任の問題があります。
フリーコンサルタントは、すべてを自分の裁量で決めることができる反面、契約や業務の進行、税金の支払いの手続きまで、すべてを自分一人で行う必要があります。
会社の後ろ盾があった頃とは違い、個人が負う責任も大きくなるのです。
大きなやりがいを得られる一方、失敗した時の責任もまた大きいのです。
これらのメリット、デメリットをよく理解したうえで、自身の働き方を決めましょう。
▼「フリーコンサルタントという働き方 会社員との違いやメリットデメリット」
フリーランスのコンサルタントの働き方と、会社員と比較したメリット・デメリットを紹介
5.フリーランスのコンサルタント案件ってどんな契約なの?
フリーコンサルタントとして参画する案件は、どのような契約のもと成り立っているのでしょうか。
契約形態と、商流の二つの観点でご紹介します。
契約形態
基本的にフリーコンサルタントの案件は、「準委任契約」で締結されていることが多いです。
準委任契約とは、仕事の成果や完成状態ではなく、業務を行うということそのものを目的とした契約になります。
勿論仕事の成果や完成状態ではないとはいえ、しっかり仕事を行わなければ債務不履行となってしまいますので注意が必要です。
一方この依頼のあった仕事の成果や完成状態に対して責任を定めた契約形態として、「請負契約」というものもあります。
成果物が重要となる契約のため、コンサルタントの案件ではあまり採用されにくい契約形態ですね。
WEB製作や文章作成、デザイン作成などでよく採用されています。
▼「ITフリーランスが注意したい契約書のポイント」
ITフリーランスが注意したい契約書のポイント
商流
フリーコンサルタント業界において「商流」という言葉はなにを意味するのでしょうか。
依頼を出している企業様(エンドクライアント)から見て、どういう発注の流れで依頼がきているの?ということを表すものになります。
その企業様から直接依頼を受けていて、間にコンサルティング会社やSI企業が介入していないものを「エンド直」「直案件」などという表現を行うことが多いです。
一方、エンドクライアントと契約を行ったコンサルティング会社やSI会社が依頼を行って居るケース。
これをサブコン契約と表現することがありますが、この場合は下請けとなるコンサルティング会社やSI会社と契約を行うものになります。
エンドクライアントから見て1社目の企業を「元請け企業」「一次請け」と表現し、そこからさらに別企業(A社)に依頼している場合、A社を「二次請け」と表現します。
一般的にフリーコンサルタントの案件は、元請けもしくは二次請け企業からの依頼を受けることが多いでしょう。
こう見るとエンド直案件が良いと思えますよね。
エンド直案件のメリットは仲介している会社がいないため、クライアントと直接契約含めてコミュニケーションが取れるため相互理解が早いことと、仲介会社がいないため単価が高くなるということです。
一方デメリットとしては、本来仲介している会社が行う契約の調整や諸問題の対応を全て自身で行わなくてはならないということです。
仲介会社はエンドクライアントに対してプロジェクトの一定領域に対して責任をもって対応しており、その一部を下請けとなるフリーコンサルタントや別企業に依頼しているのですが、それをすべて自身で持つというのは、フリーコンサルタントとしてはかなりリスクが高くなってしまいます。
また、ある一定以上の規模の企業では与信の基準があり、一定の信用のある企業単位でしか受注できないことも多いですね。
そうした問題もあり、フリーコンサルタントにとってはかならずしもエンド直案件が良いというわけではないのです。
自身にあった契約形態を選ぶようにしましょう。
6.フリーランスのコンサルタントの年収ってどれくらい?
フリーランスのコンサルタントは、案件の提示額がそのまま報酬となるため、一定額の給料で働いていたときよりも収入がアップします。
能力や頑張り次第なので年収の上限もありません。
基本的にフリーランスコンサルタントの案件は、契約が月ごとということもあり年収ではなく月収が単価として表記されます。
ここでは大きく年齢、スキルの目安として三つに区分けしてご紹介します。
若手コンサルタント(20~30代前半目安)
フリーランスという働き方が広まり、20代から独立し活躍しているフリーコンサルタントも多く、またフットワーク軽くプロジェクトのサポートを行ってくれるという点から、クライアントニーズも非常に高い世代です。
また、案件によってはドキュメントスキルやファシリテーションスキル等の、コアコンサルティングスキルを有していれば専門的な知識や経験は不問としてくれる場合もあります。
月単価は一般的に、平均で70~120万円程度の案件が多いでしょう。
SAPや戦略コンサルタントの案件になると+10~30万円程度上がる可能性もあります。
年収に換算すると約850~1,500万円程度です。
シニアコンサルタント(30~40代目安)
知識や経験を有し、プロジェクトを推進していく力を求められるシニアコンサルタントの案件は、最もクライアントニーズも多く、案件数が多い層であるといえるでしょう。
若手コンサルタント案件と異なり、業界や領域への知見が一定以上求められることから難易度はあがりますが、単価も総じて上がっていきます。
月単価は一般的に、平均で100~150万円程度の案件が多いでしょう。
SAPや戦略コンサルタントの案件になると+10~30万円程度上がる可能性もあります。
年収に換算すると約1,200~1,800万円程度です。
マネージャー、シニアマネージャー以上のコンサルタント
プロジェクトマネージャーやリーダー等、参画したプロジェクトにおいて高い成果やリーダーシップを求められるのがマネージャークラスの案件です。
シニアコンサルタントの案件と比較すると数は多くはないものの、対応可能なコンサルタントの方も少ないため、案件単価も非常に高額になっています。
月単価は一般的に、平均で150~200万円以上の案件が多いでしょう。SAPや戦略コンサルタントの案件になると月250~300万円といった案件の可能性もあります。
年収に換算すると約2,000~3,000万円程度です。
7.フリーランスのコンサルタントで活動している方の感想が知りたい
ここまでの記事で実際にフリーコンサルタントとして活動するためのノウハウやメリットについて、さまざまな観点から紹介してきました。
しかしノウハウだけではなく、実体験からの情報を聞いてみたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、コンサルティングファーム会社から独立後フリーコンサルタントとなり、エージェントを利用して案件へ参画した経験のある方へのインタビュー記事をご紹介します。
フリーコンサルタントとして活躍する方目線で、独立前に知っておくべきこと、フリーコンサルタントとして活躍して感じたことが語られているので是非読んでみましょう。
▼インタビュー記事「「やりたいか × できるか」にこだわる!知られざるフリーコンサルタントの世界感」
「やりたいか × できるか」にこだわる!知られざるフリーコンサルタントの世界感
8.まとめ
今回はフリーコンサルタントとして活動するための基礎知識を紹介いたしました。
ここでお話した内容以外で、相談したい、聞いてみたいということがあれば、まずはフリーコンサルタント専門のエージェントサービス「プロフェッショナルハブ」に相談することをおすすめします。
案件の紹介だけではなく、フリーコンサルタントとしてのキャリアや情報交換でも使えるサービスです。フリーコンサルタントとして活躍するためにうまく活用してみてくださいね。
フリーランスコンサルタント登録多数。高単価・戦略・PMO案件のご紹介。
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